ボールミルに投入する原料とメディア量
ポットへの投入比率
一般的には、ポット容量に対し、
粉体原料: 約35%
メディア: 約30%
空 間: 約35%
メディア: 約30%
空 間: 約35%
という比率がよいとされています。
つまり目安としては、ポット容積に対し約1/3ずつということになります。ただし、実際には粉砕する原料によって条件は変わってきます。
粉砕時間を短縮するためにボール量を増やしたり、逆に1バッチあたりの処理量を増やすために、原料投入量を増やしたりすることもあります。
原料によって最適な条件をつかむ必要がありますので、この数値はあくまでも初期の一般的な目安としてお考えください。
ボールミルによる粉砕条件
1 原料の仕込み量
2 ボール(メディア)投入量
3 粉砕時間
2 ボール(メディア)投入量
3 粉砕時間
これを基準にして、粉砕しやすい原料であればさらに原料の投入量を増やすことも可能です。
逆に粉砕しにくい原料(時間がかかりすぎるなど)であれば、
原料の投入量を減らす
ボールの投入量を増やす
処理時間を長くする
などの条件変更を行ってみてください。
(参考)容器の滑り
原材料+ボールミルの重量が軽くなると容器と、ローラーとの摩擦係数が低減し空回りすることがあります。