ボールミルとは?
ボールミルとは、粉体・粉末原料の粒子ををさらに細かく砕く(粉砕)際に使用する、従来からある最もベーシックな粉砕機です。
実際の粉砕方法としては、粉砕したい粉体・粉末原料を、セラミックや金属などの硬質ボールと一緒に、ポット(ドラム)と呼ばれる円筒型の粉砕容器内に投入し密閉します。
ポットは、ボールミルの上にある2軸ローラーの間に平行に寝かせる形でセットされ、ローラーの駆動により自転方向に回転します。
回転するポット内では、ボール同士がぶつかり合うことで少しずつ原料をすりつぶし、より微細に粉砕されていくという仕組みです。
この2本のローラーは、軸間のピッチ変えることで径大きさの異なるポットを使用することができます。
ボールミルは、構造がシンプルで扱いやすく、スケールアップがしやすいというメリットがあり、また生産機として大型化も可能であることから、幅広い用途で粉砕機として使用されています。