ボールミル粉砕機の運用知識(テーマ別)

エイシン製ボールミルの運用知識

ボールミル式の粉砕機の使用する際の運用知識や注意点をまとめました

ボールミル式の粉砕機

ボールミル式の粉砕機は投入した粉砕する原材料をポットの中で金属やセラミックなどのメディア(硬質ボール)をぶつけ擦り合わす事で粉砕します。

1.粉砕に最適な条件(原材料とメディア・回転数)

 粉砕は密封したポットを外から回転させて解砕します。最適な粉砕の条件として、原材料とメディアの投入比率、回転速度(回転数)と回転時間、メディアの材質や数・大きさなど、原材料によっては熱対策などの適切な設定が必要になります。

2.効率的に運用するポイントや粉塵とコンタミ対策

 ポットは粉砕という破砕に耐えるために、肉厚が厚くもしくは強度の高い素材または両方の性能を持つように作られているので、重量が重く、持ち運びだけではなく機械へのセット、原材料の投入・排出に運用のコツのようなポイントがあります。

 さらに原材料は、粉砕することで一定の粉粒体に解砕することができますが、同時に一部がは非常に細かい粉体ができます。

 粉砕後の排出時には、粉塵やメディア自体の摩耗によるコンタミの混入の可能性もあります。

3.安全環境の確保

 ポットは空の状態でも大きさの割に重いのですが、投入後はさらに重くなりますので積み下ろしや排出の際には作業者への負担が増加し、同時に、事故発生の危険性も高まります。

 粉砕中はポットに回転しますので接触や巻き込まれなどに注意が必要です。

運用知識 (テーマ別のケースと解決策)

1.粉砕に最適な条件

① 原材料とメディアの投入比率

② 回転数(回転速度)、回転時間

③ メディアの大きさや材質

④ 熱対策

⑤ その他

① 原材料とメディアの投入比率

「3分の1」の法則

 ポット容積に対する初期の一般的な目安として、粉体原料:約35%、メディア(ボール):約30%、空間:約35%の比率(それぞれ約1/3ずつ)を意識して投入します。

 粉砕しにくい原料の場合、投入量の見直しの他に粉砕時間を長くするなどで対が可能な場合もあります。

② 回転数(回転速度)、回転時間

最適回転数

 各粉砕機には最高速度設定があり、通常その◯◯パーセントでの運用が適切ですが、原材料や投入量によっては速度や時間を調整して対応することが可能です。

③ メディアの数、大きさや材質

メディアはポットと同素材を

 後述するコンタミ対策もあるのですが、基本的には陶器ポットにはセラミック、金属には金属など硬度が近いものが最適です。

④ 熱対策

温度変化

 原材料を回転させるだけでも熱は発生しますが、粉砕が伴うことで更に温度が上昇し密閉された容器内には熱が発生します。

2.効率的に運用するポイントや粉塵とコンタミ対策

粉塵とコンタミ対策

コンタミの抑制

 ポットとメディアは同素材のものを組み合わせることで、コンタミ(異物混入)を最小に抑えることができます。金属汚染の発生を防止するには、ポットの内部にアルミナや樹脂製ライニング処理したものを使用します。

3.安全環境の確保

安全対策

作業者の事故防止と負担軽減

 粉砕中のポットはその重量もあり不用意に接近することは動作不良の原因になるばかりか、作業者の安全を損なうことになり危険です。緊急停止の機能を備えていますが、まずは接触がしないように安全柵の設置が事故防止に有効です。

 セラミック製ポットなどは重量が重く、作業者の負担が大きいためセッティングや運搬にはリフト付きキャリアの利用をおすすめします。

まとめ

タイトル

解説

解説

解説

原材料に最適な一台をご用意

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